月別アーカイブ: 2017年8月

そうだ!劔を眺めに行こう!!

プロローグ

8月4日 夏山登山の最盛期
どの山に向かおうかと思案
未だ踏み込んでいない、奥黒部。双六から水晶岳往復一泊の案。
五竜岳往復日帰りの案。

一人で黙ってただ歩くだけだと両案共キツイ。キツ過ぎる。
困ったときは、立山、西穂高、上高地、乗鞍、八方尾根 いずれかにすれば、まず失敗はない。

そうだ、立山奥大日岳に行こう。
10年以上前に1回だけ登り、その後何度か向かうが、天候だったり、途中から別山に変更したり、
さてまた辛くて引き返したりとかで登頂できないでいた。

頂上からは、劔岳が目の前に見えて、人もそんなに多くなく、道中はお花畑が連続している。
そこで、のんびり涼風を浴びてゆっくりしよう とのコンセプトで決定。

ところが・・・夕方のニュースで、本日奥大日で転落遭難死亡事故発生のニュース。  心なしか迷う。

8月5日
5時出発。コンビニで食料と水分を補充して、6時半に立山駅に到着。

 富山、石川県の人は20%OFFの日でした。

ケーブル乗車時間は7時10分 30分待ちです。室堂のライブカメラでは快晴のよう。早く乗りたいと気もそぞろになってきます。

 ケーブルはフルピストン稼働、乗車は7分間。

乗るポイントは、先頭に乗ること。壁伝いに一番上まで登って最上部のドアから乗車、運転台の両側にスペースがあるのでそこにのぼると良い。レールの傾斜などがみえて、急斜面を登攀していることがよく見えます。特に最後のトンネルを抜けた時に、さらに急こう配になる様子に驚きと高揚感が得られます。

 美女平からバスで1時間、8時半に室堂に到着。

 今日も素晴らしい空色と空気に満ちています。   立山王殿の清水 立山の下を貫通するトンネルから引いた冷たい水。  ペットボトルに補充しておきましょう。

 室堂から天狗平、遠く富山平野、富山湾を望みます。

 ヨツバシオガマ 

よく見ると、花の一つひとつが鳥の顔です。虫が近づかないように擬態化したのでしょうか?

花一面
ハクサンフウロも

みくりが池と立山  鞍部が一の越

 日本最高所の温泉 みくりが池温泉

日帰り入浴可能。 テラスからは地獄谷が見下ろせます。

 近年火山ガスが多くて、この小屋ができました。

 ガスマスクも準備されました。

 雷鳥荘の周りに緑がなくなりました。

池の水の色も変わってきました。地獄谷からのガスが相当多くなっています。

 風向き一つでこの違い。

  

歩道の間際までがすの被害が広がっている。

 吹き流しが手前になびくと危険

 それにしても空がきれい!

 雷鳥荘前から雷鳥沢のキャンプ場を見下ろします。

 整備された石階段を下ります。遠そう

 地獄谷全景。数年間立ち入り禁止。

 キャンプ場は大賑わい。立山を望む。

 雷鳥沢を渡ります。ここから本格登山の始まりです。

 とことん冷たい 湧水もたくさんあります。

 室堂乗越まで来ると、お花畑が続く。

   

 これは アカモノ ですか?

 木の枝もいい赤味できれいです。

 いつの間にか奥大日頂上にガスが・・・

 劔方面がこれ。 下からガスが

 まだまだお花畑が続きます。

   けっこう険しいトラバース道 片斜面のガラ場 浮石多し

 落ちたら・・・昨日の遭難もここかな?

 まだまだあります。

 稜線を超えたら突然水平道

 振り返ると、雲が低い。降るのか?

 ようやく頂上が見えてきた。しかも水平道!

 蝶々

 到着しました。十数人が集っています。

 足の向こうが劔岳

 登山道の向こう側の方が高そうに見える。

 大日岳方面への縦走路。完全な稜線道

大日小屋はランプの宿で有名です。

 気象が険しい。非対象のガス発生

 松の実 いい色が出ている

 帰り道。天狗平が見えます。室堂は遥か向こう。遠い。

 ようやく雷鳥沢まで戻ってきました。

ここからの登り返しにはいつも泣かされる。キツイ

 室堂平も立山方向からの下山客で混雑しています。

3:00pm   登りの人も多いけれどどんな計画なのでしょうか?

 奥大日方向 天気が回復してきました。

3:15 室堂ターミナル到着。

近く見えるけれど、往復6時間の旅程。危険なところも多少あります。

花、水、景色は一級。劔が見えれば第一級の景観と思います。

帰りは、よしみねの湯を浴びて帰ることにします。

今年から、アルペンルートのバスの運転手がいろいろな説明をしてくれるようになりました。

行きの運転手は、見えてくる山の標高を案内。よく覚えられました。

帰りの運転手は、気象情報だったかな?運転しながらなので、やや心配。

運転優先でお願いします。